現代ポートフォリオ理論の結論:最適ポートフォリオは”市場平均”①



こんにちは。

株式銘柄は世の中に無数にあります。それぞれをどのぐらい保有するか、保有割合も考慮すると、ポートフォリオの選択肢は無限にあると言っても過言ではないでしょう。世の中の投資家たちはポートフォリオ選択に頭を悩ませていると言ってもいいかもしれません。


そんな難しいポートフォリオ選択ですが、現代ポートフォリオ理論では、最適なポートフォリオは”市場平均”であるという結論になります。


まあ、あくまで現代ポートフォリオ理論という枠組みの中の話であって、この結論に至るまでいろいろな仮定を置いているので、現実世界との乖離は当然あると思います。でも、理論上、このような結論が出るということは非常に興味深いことでもあると思うので、なぜ、最適ポートフォリオが市場平均なのか、数回に分けて解説したいと思います。

今回は途中の効率的フロンティアの説明まで。

複数銘柄ポートフォリオのリスク・リターン


多数の銘柄を組み合わせたとき、実現可能なリスク・リターンの組み合わせは以下のような領域になります。左側に膨らんでいるのは、分散効果によるリスク低減効果を示してます。

このあたりは以下の記事でも説明しているので、よかったら見てください。よく分散投資でリスクを下げると言われてますが、それを理論的に説明したものになります。


効率的フロンティア



さて、投資家は斜線部のリスク・リターンの組み合わせから自由に選べるということなんですが、じゃあどのリスク・リターンの組み合わせが良いのでしょうか?
例えば以下の状況を考えます。株式AとBどっちの方がいいですか?




当然株式Aですよね。なぜかというと、リスクが同じなのであれば、リターンが高い方が好ましいからです。そう考えると、下記太線部分が最も良いポートフォリオと言えるはずです。

この部分を、効率的フロンティアと呼びます。効率的、つまりリスクに対してリターンが最も高いポートフォリオの集合、最前線という意味です。



はい、このように効率的フロンティアからポートフォリオを選択すればいいことが分かりました。

次に、気になるのは、じゃあ効率的フロンティアの中でどこが一番いいの?ということです。考慮する資産が株式のみの場合、正直、これは投資家の好みによるということになってしまうのですが、無リスク資産を導入することで、最適ポートフォリオは一意に定まるのです。

これについてはまた次回。


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